先日誕生日だったわけだが、プレゼントは何がいいかと奥さんに訊かれたので、鉄製の中華鍋をリクエストしてみた。最近ファッション関連の物欲が減退していることもあり、家族のために長く使えるものがいいなと思っていたのだ。
Amazonで注文してもらい、さっそく届く。Amazon何でもあるな。
知る人ぞ知る山田工業所の中華鍋。職人さんがひとつひとつハンマーで打ち出して作っているという。料理好きからすると憧れの中華鍋である?
家庭で気軽に使うことを考えて30センチで木製柄付き。思ったよりも重くなく、振りやすそうだ。気分を上げるために中華お玉も一緒に買ってもらった。これをカンカン言わせて野菜炒めやチャーハンを作るのだ。
鉄製の鍋やフライパンは、表面にさび止めのニスが塗られているため、使う前に高温で焼き切る必要がある。焼き入れと言って、鉄鍋を自分で育てる最初の儀式。なんだかワクワクするな。
早速週末の朝にやってみよう。
キッチンのコンロだと安全装置が働いてしまい焼けないため、灼熱のベランダで作業する。
カセットコンロで中華鍋をガンガン空焚きする。
途中からガスバーナーに切り替える。真っ黒の鍋の表面が赤茶色に焦げて、その後、灰色になって青く鈍い色に変化していく。面白い。鍋の角度を変えながらじっくりと焼いていく。
ちなみにこの日は最高気温35度。熱風とギラギラした直射日光、バーナーからの熱と過酷な環境で汗が止まらない。
概ね焼き終わったところ。こんなに色が変わるんだな。しばらく放置して鍋が冷めたら洗剤でサッと洗い、多めの油で野菜くずを炒めて鍋肌に油を馴染ませる。
最後にタワシをつかって水でサッと洗い、乾かしたら完成。だいたい1時間ほどでセットアップ完了である。
この週末は食材的に炒め物を作る予定が無かったので、実際の調理デビューは次の週末になるだろう。今後は何を作ろうか。自宅中華のレパートリーをもっと増やしていきたい。
<過去の自宅中華たち>
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誕生日のたびに調理器具をリクエストしていたら、圧力鍋、低温調理機、鉄フライパン、中華鍋と少しずつ自炊環境が整ってきた。この投資が幸せな食卓につながるのです。QOLを上げていきましょう。